大規模修繕ガイド 建物劣化の診断方法
お客様のマンションに最適な修繕計画のために重要となるのが、マンションの今の状態を『適切に診断し把握』することです。その診断が的確であればあるほど無駄なく効果的な修繕プランの立案が可能となります。
新栄総合管理は、打診棒による手の届く範囲の打診、専用機械による中性化深度測定、最近ではドローンによる診断など、現在の状況に合わせた調査や診断を行ってまいります。
1訪問による診断
訪問診断の特長
部屋内部の相談も可能
部屋内部を通ってバルコニーへ出て診断するため、同時にお部屋の内部の不具合の相談も可能です。
①お住まいの皆様と訪問日時の調整をし、訪問日を決めます。
②訪問当日、居室を通ってバルコニーへ。打診棒にて打診及び触診・目視による診断、中性化深度測定及び塗膜の付着力試験を行ってまいります。
※居室を通ってバルコニーへ出るため、お住まいの方が在宅であることが必要です。
訪問による診断のデメリット
- 居住者の方の立ち会いが必要
- 全戸診断するまでに時間がかかる
- 居住スペースのプライバシーが確保できない
2足場架設による診断
足場架設診断の特長
詳細な劣化情報がわかる
足場を組んで直接診断するため、建物の詳細な診断が可能です。
打診棒による診断と専用機械による中性化深度測定をおこないます。
足場架設による診断のデメリット
- 大規模な足場を組む必要があるため費用が膨大にかかる
- 足場を設営する時の騒音と、診断が終わって足場を解体するまでの間日当りが悪くなる
3赤外線カメラ搭載ドローンによる診断
ドローン診断の特長
ゴンドラ・足場・各住居への訪問不要
コスト削減・工期短縮
高精度赤外線カメラによる詳細な調査
ドローンであればゴンドラや足場設置が不要になるため、調査コストを削減することが可能なだけでなく、足場設置などの下準備がないため、調査に関する工期も半日~1日と短縮できます。
また、高精度赤外線カメラにより目視だけではわからない外壁内側の状況や変化も画像として認識できます。
ドローン診断のデメリット
- ドローンによる赤外線診断のため、風が強い場合や気温の低い冬場などは診断できない場合があります。
また、通常は日中診断しますが、場合によっては夜間の飛行となる場合があります。